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京都大学生協は留学生に対する住宅差別をなくしてください!

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※12月14日付けで京大生協が出した声明についての見解は末尾のキャンペーンについてのお知らせ 「京大生協が「留学生入居可否」マークを廃止する声明を出しました!しかし残念ながら「留学生入居可否」マークが差別であったことは未だに認めていません!」をご覧ください。(リンク切れのため12月16日修正)

※12月14日付けで出された京大生協「留学生組合員の皆様へのよりよい住まい事業の強化のために」(12月15日加筆)

 

 

1.問題点

 京都大学の大学生協が発行している学生向けの住宅紹介冊子(『京大生の住まい2015』)に、留学生の入居可否を示す表示が見つかりました(以下、「留学生入居可否」マーク)。冊子で紹介されている物件ごとに「留」の字のマークが付けられ、その有無によって留学生が入居できるかできないかが表示されています。私たちの調査では留学生が入居できないとされる物件は、全物件393件中172件(約44%)にも上ります。

 ただ留学生であるということのみをもって、入居を拒否することは、人種差別撤廃条約で禁止されるレイシズム(人種差別・民族差別)に当たります。そしてこのような住宅差別を前提としたうえで、大学生協が学生に配布する冊子において「留学生入居可否」マークを用いることは、住宅業界におけるレイシズムへの加担になるだけではありません。

 「留学生入居可否」マークの採用は留学生はじめ人種・民族的マイノリティへのレイシズムに「正当性」を与え、これを助長・煽動する社会的効果を発揮することになります。このことは今日、日本各地で大きな社会問題となっているヘイトスピーチ(差別煽動)が頻発し続けているだけに、全く看過できるものではありません。

 しかし、京大生協は当初私たちの抗議に対し、差別であることを一切認めず、「留学生入居可否」マークはあくまで留学生の混乱を防ぐための措置であるとしており、「留学生入居可否」マークをなくす予定もない、と話していました。先月末になってようやく京大生協の担当者が口頭で、来年度以降の冊子ではそのような表示をしないと言及しはじめましたが、未だに冊子の「留学生入居可否」マークが差別であるとは一切認めていません。あくまで担当者の口頭による言及だけですから、来年度も「留学生入居可否」マークが何らかの形で表示され続ける可能性は否定できません。

 また、もしも抗議によって「留学生入居可否」マークがなくなった場合でも、2015年度全体の44%を占めた「留学生入居不可」物件がこのままだと翌年度以降も相当な割合を占めることになることが予想され、実質的な入居差別は解決されないまま隠れてしまうと考えられます。

 同様の「留学生入居可否」マークは、立命館大学生協、同志社大学生協が2015年度に発行した住宅紹介冊子でも行われていたことがわかりました。私たちの抗議に対してこれらの大学生協も口頭では2016年度の冊子では表示をなくす予定と話していますが、実質的な入居差別をなくすための措置は必要です。

 

2.私たちの要求

 留学生や人種・民族的マイノリティに対するレイシズムをなくすため、私たちARIC関西は各大学生協に対し以下の要求を行っています。

(1)大学生協は「留学生入居可否」マークがレイシズムにあたることを公的に認めるとともに、今後留学生への住宅差別をしないでください。

ただ表示をなくすだけで留学生差別が残ってしまうのでは意味がありません。家主や業者が差別を行っているのであれば、それらに対して是正を求め、改善しようとしない業者については提携関係を断つべきです。 

(2)大学生協はレイシズムを許さない旨を公的に宣言してください。

(3)「留学生入居可否」マークがどのような経緯でつくられ掲示されたのかなど、レイシズム表示を行った原因を明らかにしてください。

(4)実質的入居差別をなくすための積極的措置をとってください。

(5)留学生などマイノリティがレイシズム被害にあったとき、その権利侵害を回復するための情報を積極的に紹介してください。

留学生などマイノリティが差別にあった際、どうすればいいかわからずに対処できない人が多いと思われます。生協として、組合員の権利擁護のために責任をもってサポートすることを表明し、積極的な対案として物件紹介冊子に人権相談窓口や法的権利規定・手続きなどの情報を紹介することを求めます。 

(6)再発防止のための職員の人権研修を実施してください。

*詳しくは、ARICのHPのキャンペーンページもご覧ください。

http://antiracism-info.com/campaign

 

3.まとめ

 留学生にたいする入居差別は、日本に広く存在する外国人・民族的マイノリティに対するレイシズムの上に、当たり前のように行われていました。留学生の多くは権利擁護のために声を上げることが難しく、差別を受けてもいわゆる「泣き寝入り」を強いられます。

 組合員の生活向上を目的とする大学生協こそが、先頭に立って入居差別をなくすために取り組むべきです。

 京都大学生協は留学生に対する住宅差別をなくすべきだという意見に賛同される方は、ぜひご署名をお願いします。

 

・ARIC関西とは

 反レイシズム情報センター(ARIC)は、日本で広がったヘイトスピーチやレイシズムをなくすことを目指し、調査研究や相談・教育活動を行っている、学生中心のNGOです。現在、東京・京都の2か所を拠点として2015年3月から活動しています。ARIC関西は、京都を中心に活動を展開しています。詳しくはHPをご覧ください。

http://antiracism-info.com/

 また現在、ARIC関西では、入居差別問題にたいするキャンペーンを行っており、学生ボランティアを募集しています。関心のある方は、ぜひご連絡ください。

http://antiracism-info.com/support/menber

 

 

This petition was delivered to:
  • 京都大学生活協同組合
  • 立命館生活協同組合
  • 同志社生活協同組合
  • 大学生活協同組合京都事業連合
  • 全国大学生活協同組合連合会

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