Petition update

シェア希望「ノネコ」頭数の稚拙な過大推計に基づく奄美大島「ノネコ管理計画」に、これ以上1円たりとも税金を投入すべきではない。

公益財団法人 どうぶつ基金
Japan

Aug 26, 2019 — 

シェア希望

呼びかけ人 山崎福岡大学教授のフェイスブック投稿です。

院内集会では、数字の詳細が煩瑣になることを避けるため、きちんとできなかった説明を今いたします。


「ノネコ管理計画」にある「ノネコ」の推定生息数600〜1200は、若い女性研究者の博士学位論文の推定生息数651〜1277に依拠したものです。

しかし、明らかに「ノネコ管理計画」を意識した2016年公開のこの論文は、おそらく意図的に「ノネコ」頭数の過大推計を行なっています。


使われているのは、自動撮影カメラの映像からベイズ推計で個体数を割り出し、そこから1㎢あたりの生息密度を出すという特に新味のない方法ですが、問題は次にあります。

頭数推計に使われる平均生息密度が、「ノネコ」が撮影されたメッシュ数がいちばん多い奄美市名瀬と、2番目に多い龍郷町のそれだけだということです。これでは実際より遥かに多い生息数になるのは当然です。

論文にはなんの説明もなく、この操作が作為的なものであることを窺わせます。


あとは奄美大島全島の森林面積608㎢を掛けるだけという、唖然とするほど幼稚な推計です。

しかもその際使われる下限密度には名瀬の1.07を、上限密度には龍郷の2.10を使うのは恣意的という他ありません。目的が上限生息数を大きく見せることにあるのは明白でしょう。


「ノネコ管理計画」では年間300頭の捕獲を10年続けるとしています。これは目標達成率を20〜40%程度と見込んでいること意味します。

しかし、昨年度の捕獲数は43頭に過ぎず、推定生息数の10分の1である60〜120に及びません。

しかも、捕獲器が環境省が言う熱帯雨林内ではなくロードサイドに仕掛けられていたこと、捕獲された「ノネコ」が不自然に人馴れしていることは、業者が捕獲器で捕らえたと言っている43頭も本当は「ノネコ」でなく、ほとんどノラネコであり、下手をすると飼い猫もいるのではないか、と疑わせます。


私は基本的に、奄美大島の「ノネコ」というのは、環境省と駆除派の頭のなかにしか存在しない幻であると理解するのが理に適っていると思います。


ではなぜ、そこまでして「ノネコ」の頭数を大幅に水増しし、希少種への脅威を言いたいのでしょう。理由は二つです。


まず、世界遺産登録へ向けて政府がきちんと努力していることを評価委員会にアピールすることです。そんなことのために架空の生物種を生み出す関係者の迷走ぶりには呆れます。


次に、マングースの駆除に当たった業者と従業員に継続して仕事を与えるためです。そのために10年という計画期間が設けられたわけです。

地域経済への波及効果の少ない業界です。地元のためにもっと有効に税金を使ってほしいものです。

そう言えば、「ノネコ」論文の彼女も、奄美大島の実験動物販売業者や捕獲業者の雇用を転々としてます。癒着の構図が見え透いていますね。

以上

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