一橋大学における学生への経済的支援と制度的措置要請への署名よびかけ

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私達は一橋大学に対して、授業料減免・減額とコロナウイルス影響下にある学生へのより広い制度的対策を求めます。

 

一橋大学に在籍している学部生、院生、科目等履修生、研究生、その他の籍を持つ全ての皆さん(以下まとめて「学生」と表記します)、教職員などの学内者、卒業生、教育や学問研究に関心をお持ちの全ての方々が署名に参加できます。

 

周知の通り、新型コロナウイルス( COVID –19 )の感染拡大の影響のもと、各大学は様々な対応を迫られると同時に、数多くの学生、さらには教職員も深刻な影響を被っています(詳細については院生自治会が実施した「一橋大学における新型コロナウイルスの影響に関する調査」の報告書をご覧ください: https://drive.google.com/file/d/1k2jIppJmwV4u3uT6_IyEVX6pMcf36e5R/view?usp=sharing

 

なによりも、連日メディアで報じられるように新型コロナウイルスによる学生への経済的影響は深刻なものです。学生を支える出資者や自活する学生自身への影響は計り知れず、通常通りの学業、研究活動を断念せざるをえない学生が生じかねない状況になっています。実際に13人に1人が退学を検討しているという報道もあります(参考記事:時事通信「バイト代激減、学生困窮 食費1日300円でしのぐ―学費払えず退学視野」https://www.jiji.com/jc/article?k=2020041900134&g=soc)。

 

一橋大学における新型コロナウイルスによる経済的影響の調査を目的とした現在実施中のアンケート(https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSdzMDVL2wR0v_Ru9sldplQ38T8WK_zphf5amL1DA_x-yx9aLg/viewform)でも、およそ9割の学生が新型コロナウイルスの影響でアルバイトが減ったと答えています(4月27日時点)。

 

また、授業開始が迫る中、経済面のみならず授業形態のオンライン化など学生生活への甚大な変化に沿った施策が可能な限り手厚くなされる必要があります。ノートパソコン、ルーター、ウェブカメラの給付あるいは無償貸与、学生寮の料金支払いが困難な学生への減額措置、休学学期数の上限にカウントしない形での春・夏学期の休学申請許可などは、大学が現在も、そして今後も取り組まれなければならないものです。

 

また、教職員も今回のコロナ禍で様々な対応を迫られています。特に大学のインフラと制度面を支える職員たちがオーバーワーク状態にあることを深く憂慮します。

 

今回の諸問題の根底にある問題は高学費と国の大学予算の少なさです。これらが学生の経済的困窮、教職員の業務多忙化、そして新型コロナウイルス影響下で大学側が取ることのできる選択肢の幅の狭さにつながっていると我々は考えます。例えば、本学では今年度入学生(学部生)から授業料の20%値上げが行われました。この事態は大学予算の削減による大学の苦境を端的に表しています。しかし学費の高額化により大学で学ぶ学生が学びを諦めることを招いては本末転倒ではないでしょうか。加えて、大学予算の削減による予算不足・マンパワー不足が、各大学独自で学生・教職員への支援を行う余裕をなくし、大学の適切な対策実施への障害となっているのではないでしょうか。

 

大学は普遍的な知の探究の場であるはずです。しかし、「受益者負担」の考えが推し進められ、教育が商品のようになってしまった今の大学の状況下では、経済力によって満足に学ぶことができるかどうかが左右されています。教育は商品ではなく社会の共有財産であり、誰もがアクセスできるようにする必要があります。

 

以上に鑑み、以下に要望します。

 

一橋大学学長 蓼沼 宏一 殿

 

要望事項

 

  1. コロナ禍での学生生活への諸変化、とりわけ喫緊のオンライン授業に影響する通信環境を中心に正確な調査を行いそれに基づいた対策を行うこと。特にノートPC、ルーター、ウェブカメラなどが必要な学生に、それらを無償で提供、貸与あるいは購入の際の金銭的補助をすること。
  2.   コロナ禍での学生の経済的負担を軽減するために授業料減免の拡大と給付型奨学金の創設を行うこと。また昨年度授業料の支払猶予期間をさらに延長し、除籍対象となる学生を発生させないこと。
  3.   2020年度の休学を休学学期数の上限には含まないこと。またこれら休学者が大学寮を退寮とならない措置を取ること。
  4.   学生寮での居住にかかる諸料金を減額すること。
  5.   2とは別途に授業料を半減すること。
  6.   上記1、2,4、5点を実現するための予算不足を確保するよう国に対して要請すること

以上

 

授業料値上げを考える一橋大学有志の会(thinkfeeincrease@gmail.com)

院生自治会理事会(inseijichikai@gmail.com )

一橋大学教員有志一同