「ヘイトスピーチ、許さない。」〜杉田水脈議員に謝罪を求めます!

「ヘイトスピーチ、許さない。」〜杉田水脈議員に謝罪を求めます!

開始日
2022年12月26日
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53,465人の賛同者が集まりました

この署名で変えたいこと

私たちは、杉田水脈議員がブログで嘲笑ったマイノリティに属する女たちです。

アイヌ民族、在日コリアンそして被差別部落民であることに加え、女性であることにより生じるさまざまな差別や困難に直面してきました。私たちは、この複合的な差別の問題を可視化し、その解決につながる勧告をえるため、2016年2月、国連女性差別撤廃委員会の日本審査に参加しました。

杉田議員はその私たちの姿を指して、「コスプレおばさん」「品格に問題がある」などと揶揄し、隠し撮りをした私たちの写真とともにブログに掲載しました。同じ内容の書き込みはTwitter でも流され、6年以上、ネットで放置されたままになってきました。

この発言がヘイトスピーチであるとして2022年11月末に国会で取りあげられ、追及された杉田政務官は形だけの謝罪を行うことで幕引きをはかろうとしています。「つたない表現で傷つけてしまいました」と詫び、そのうえで、「差別をしたかのように伝わってしまったが、決してそのようなつもりはありません」と答えました。

私たちはその言葉に唖然とします。

あの発言は、明らかに私たちを蔑み、差別を煽ることを目的としていました。私たちだけではありません、これまで「生産性がない」とされたセクシュアルマイノリティを含む数多くの人たちが、杉田議員の差別言動により尊厳を傷つけられてきました。

それを顧みることさえできない国会議員を、岸田総理は「適材適所」として政務官に就けました。さらに、岸田内閣は杉田議員の差別扇動をヘイトスピーチとして認めることに背を向けています。

政府の掲げる「ヘイトスピーチ、許さない。」はいったい誰のため、何のための標語なのでしょうか

12月26日、杉田水脈政務官の事実上の更迭が報じられました。しかし、更迭するだけでは、私たちや、そのほかのマイノリティに属する人々が被ったヘイトスピーチの被害はうやむやにされるだけです。  

差別なく、すべての人が尊厳を持って生きる社会の実現を目指す私たちは、杉田水脈議員と政府に対して以下のことを求めます。

  • 杉田水脈議員は、被害者に直接謝罪してください
  • 法務省人権擁護局は、杉田政務官のブログ記事をヘイトスピーチであると認めてください

*詳細な要請は末尾の「要請文 本文」をご覧ください。

私たちの声

『標的にされた私たちはあのブログを見ないことにするのが精一杯でした。…恐怖を感じました。しかし政治家が公然と差別や偏見を口にすることが許されるなら、同じ意識を持つ人々は「お墨付き」を得たと感じ、自制しなくなるでしょう。それは到底認められません。私たちはもう沈黙しません。』在日コリアン女性(黄色の背景に黒い文字で記載。背景にはチマチョゴリの画像も入っています。)

『2016年のCEDAW(女性差別撤廃委員会)の日本政府報告書審査時に、問題のブログがネットにあがったことはすぐに知ることになりましたが、標的にされた私たちはそれを見ないことにするのが精一杯でした。それまでの数年間、在日コリアンに対するヘイトスピーチが大阪、京都、川崎をはじめ各地の街頭で叫ばれているのを目の当たりにしてきました。あのブログはその人たちと意を同じくするものとしか思えず、恐怖を感じました。侮蔑的な言葉で嘲笑されたことに深く傷つき、私たちを揶揄するために無断で撮られた写真を見て、怒りを覚えつつも黙るしかなかったのです。しかし政治家が公然と差別や偏見を口にすることが許されるなら、同じ意識を持つ人々は「お墨付き」を得たと感じ、自制しなくなるでしょう。それは到底認められません。私たちはもう沈黙しません。』(在日コリアン女性)

『身勝手な思い上がりから差別意識を増幅させ、 自分より立場が弱いと思う者たちを見つけて 攻撃する。 許しがたい、卑怯な振る舞いです。 私たちは、誰もが尊重される社会の 実現に向けて、 堂々と差別者と闘っていきます。』アイヌ女性(黄色のバックに黒い文字で記載。背景にはアイヌの紋様も入っています。)

『2016年「国連女性差別撤廃委員会日本審査」に参加したアイヌ女性は、長年の抑圧や差別からの脱却に向けて、仲間と被差別体験を共有し互いの信頼を深め、自らの手で集めたデータを携えて、審査に臨みました。杉田水脈は、その様子を隠し撮りし、嘘と差別的な文章を添えてブログやツイッターに掲載しました。その内容は、ヘイトスピーチそのものでした。身勝手な思い上がりから差別意識を増幅させ、自分より立場が弱いと思う者たちを見つけて攻撃する。許しがたい、卑怯な振る舞いです。私たちは誰もが尊重される社会の実現に向けて、堂々と差別者と闘っていきます。』(アイヌ女性)

『私たちもネット上で被差別部落を アウティングされており、 その恐怖は、言い表すことも難しいほどです。 差別を断じて許すことはできません。 私たちは、部落差別をはじめ あらゆる差別の撤廃をめざしていきます。』部落女性(黒いバックに黄色の文字で記載。背景には女性の横顔のイメージが挿入されています。)

『杉田水脈総務大臣政務官は自身の差別発言やブログについて、反省も撤回もしていません。このままでは、人種差別やヘイトスピーチを許すことになります。差別や偏見をしたり、煽ったりすることが政治家の仕事ではありません。私たちもネット上で被差別部落をアウティングされており、その恐怖は言い表すことも難しいほどです。差別を断じて許すことはできません。私たちは、部落差別をはじあらゆる差別の撤廃をめざしていきます。』(部落女性)

要請文 本文 (12月15日付)*ヘイトスピーチを含む記述があります

 2016年2月、杉田水脈衆議院議員(現)は、国連女性差別撤廃委員会に参加したマイノリティ女性について「国連の会議室では小汚い格好に加え、チマチョゴリやアイヌの民族衣装のコスプレおばさんまで登場。完全に品格に問題があります。・・・とにかく、同じ空気を吸っているだけでも気分が悪くなるくらい気持ち悪く、国連を出る頃には身体に変調をきたすほどでした・・・ハッキリ言います。彼らは、存在だけで日本国の恥晒しです。」(タイトル「日本の恥」)と自身のブログに投稿しました。 

このブログ記事を含み杉田議員の様々なヘイトスピーチについて、2022年11月30日及び12月2日の参議院予算委員会で厳しい追及が行われました。その結果、松本剛明総務大臣は総務大臣政務官である杉田議員に対して、このブログ記事と、月刊誌新潮45(2018年8月号)における「LGBTQ 生産性ない」の発言の撤回と謝罪を指示し、杉田議員は同予算委員会で「内閣の一員として」それに従うと述べました。 

次いで、12月8日の参議院法務委員会で、杉田議員は「差別はまったくしていません。あらゆる差別はあってはならないと従前から考えています」と答え、「私のつたない表現で差別をしたかのように伝わってしまったことを重く受けとめ、おわびし、取り消しをさせていただいた」とし、自身の発言がもつ重大な悪質性を問うことなく、受け手の問題であるかのように論点をすり替えました。さらにこれらの発言を向けられた被害者に対して、いつ、どのような形で謝罪をするのかという質問に対し、杉田議員は、「すでに国会という公の場で『謝罪、撤回』をしました。」と答え、政府高官としてはありえない稚拙で独善的な幕引きをしようと図りました。任命責任者である岸田内閣総理大臣と松本総務大臣は、杉田議員の発言を差別の扇動、すなわちヘイトスピーチとして認めることをせず、「誰かを傷つけた」問題として片づけようとしています。 

一方、11月30日の参議院予算委員会で、松下裕子法務省人権擁護局長が杉田議員の上記のブログ記事をヘイトスピーチとして認めなかったことは、「ヘイトスピーチ、許さない。」のスローガンを大きく掲げている法務省の本意に疑いを抱かせます。杉田議員のあの発言がヘイトスピーチでないならば、一体何がヘイトスピーチになるのでしょう?これは、日本国憲法における基本的人権の保障、日本が加盟する人種差別撤廃条約や自由権規約が定める差別扇動の禁止は言うに及ばず、政府に課せられた人権保護の法的義務および社会的規範遵守の義務を放棄したことを意味します。 

多くの「社会的弱者」に対して杉田議員が差別を煽る侮蔑的な言動を繰り返してきたことを知りながら、それを問題として厳しく問うことなく、あえて総務政務官に任命をした岸田内閣総理大臣および自民党政府に対して、私たちは次の対応をとるよう強く求めます。 

1、 岸田内閣総理大臣および松本総務大臣は、杉田水脈総務大臣政務官を直ちに更迭すること。 


2、 杉田水脈議員は、自身が発信したすべてのヘイトスピーチをブログ等から削除し、その被害者であるアイヌ女性、在日コリアン女性を含むマイノリティ女性、および「生産性ない」の発言で被害をうけた当事者に、できるだけ早い時期に直接面会をして謝罪をすること。 


3、 松下法務省人権擁護局長は、杉田議員が自身のブログに「日本の恥」と題して投稿した記事を差別扇動のヘイトスピーチであると認めること。 


以上

呼びかけ団体:マイノリティ女性フォーラム、反差別国際運動(IMADR)、人種差別撤廃NGOネットワーク(ERDネット)

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