チョラク・メメットさんを入国管理局から直ちに解放してください。メメットさんと家族に難民認定か在留特別許可を発行してください。#FREEUSHIKU

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署名は継続中です。2018年7月6日、法務省と品川の東京入国管理局に、第一次提出しました。メメットさんの仮放免申請の審査に間に合わせるためです。今後も、子供たちの裁判のために継続します。

<求め>

1.東京入国管理局で不当に収容されているチョラク・メメットさんを直ちに解放(仮放免)し、妻と子供たちのもとに返してください。

2.チョラク・メメットさんと家族を条約難民として認めるか、在留特別許可を発行してください。

 

<説明>

2018年1月11日から、品川にある東京入国管理局で、39歳のクルド人男性チョラク・メメットさんが不当に強制収容されています。チョラクさんは何らの犯罪も犯していません。少数民族のクルド人としてトルコ政府に迫害されているため、国籍のあるトルコに戻るわけにはいかず、日本の法令を守って滞在するために、難民申請をしました。しかし、難民としての資格が認められなかったのです。

チョラク・メメットさんは、2004年から日本で暮らしてきた妻と三人の子供たちと、日本で生活しつづけることを望んでいます。子供たちの教育を中断したくない、トルコに戻って家族を危険に晒したくないと、切に願っています。国外退去か入国管理局に収容されるかの選択を迫られ、国外退去を選ばなかったため、収容されてしまいました。無期限収容のため、いつ解放されるのかも分かりません。妻と子供たちはメメットさんと引き離された生活を、もう5ヶ月も続けています。私たちは、チョラク・メメットさんとご家族とともに、上記2点を求めます。

 

<問題の背景>

チョラクさんと家族は、難民条約が定義する条件にあてはまる境遇にあります。チョラクさん一家は、国をもたない世界最大の少数民族と呼ばれるクルド人です。とくにメメットさんは、条約が規定する政治的迫害の危険にさらされています。

 メメットさんの9人の兄弟のなかには、迫害されたクルド人の独立国をもとめるクルド労働者党を支援している人がいます。メメットさん自身はクルド労働者党に所属していませんが、トルコでは、家族がトルコ政府から不当に捜索や事情聴取を受けるなど、切迫した危険があります。とても帰ることのできる状況ではありません。

今年の選挙で、メメットさんの家族は、クルド人だけでなく少数者の権利全般を保障しようとする国民民主主義党(HDP)を支持しています。国民民主主義党(HDP)の政治家も、トルコでは10名以上が政治弾圧を受けて刑務所に入れられています。

チョラク・メメットさんは、個人としても、信じ難い不当な危険にさらされています。メメットさんは、2004年に来日してから、クルド人の年に一度の平和なお祭り「ネブルーズ」に参加しました。それが、トルコ政府からは「クルド人独立を広めようとする危険な活動」とレッテルを貼られてしまったのです。同じお祭りにいた妻の弟は、トルコに戻った際、イスタンブール空港で捕まり、4ヶ月間以上も刑務所に入れられてしまいました。メメットさんがトルコに戻れば、同じことが起きるでしょう。メメットさんが、クルド人として生きているだけで政治的迫害を受けていることは、明白です。これが難民条約の規定する迫害でないなら、何が迫害でしょうか。

難民申請を却下されていても、法務大臣の裁量で、人道的理由による在留特別許可が発行されることがあります。在留特別許可が与えられれば、子供たちは安心して病院に行くこともできます。いまは、健康保険にすら入ることができません。チョラク一家は、トルコに帰ることができないのに、難民として認められないため、犯罪など全く犯していないにも関わらず、「仮放免」という偏見をもたれるカテゴリーに入れられています。健康保険も、住民票もない生活を続けています。就労許可もなく、子供たちは日本で育ち日本の学校で学びながら、将来の不安をもっています。そのようななかで、お父さんが帰って来ない生活になってしまったのです。

 

<お父さんを待つ子供たちの言葉>

最後に、子供たちの言葉を読んでください。犯罪も犯しておらず、生まれた民族のために迫害されて来日し、日本社会でしっかり生きてきたチョラク・メメットさんを、このように子供たちから引き離すことは、直ちにやめてください。妻と子供たちのもとに返してください。

「東京入国管理局へ

父が収容されてから四ヶ月がたちました。父が収容されてとてもたいへんな日々がつづいています。この生活がいつまでつづくか、わかりませんが、こんな生活にはぜんぜんなれることはできません。一日でもはやく父をかえしてください。母は毎日父やぼくたちのためにがんばっています。どうか父をかえしてくださいお願いします。」

「パパがいなくなってからよんかげつがたちました。ぼくのたんじょう日の日もいなかったけど、いつもパパとでんわはとてもたのしいしパパとのめんかいはあんまりいけないけどめんかいにいけるときはとてもうれしいよ パパがいちにちもはやくでてくれるようにぼくにもできることをぼくなりにがんばるよ、パパもがんばってね、なかでもげんきにすごしてね」

「お父さんへ

ぼくは明日たんじょうびだよ。明日で11才になります。お母さんはいつもすごくげんきだよ。だから心配しないでね。あとうんどうかいもあるよ。ぜったいまけないよ。算数のテストもいい点数をとれているよ。学校でもがんばっているよ。パパもがんばってね。」

 

(補足1)

難民条約は、難民を次のように定義しています。「人種,宗教,国籍,特定の社会的集団の構成員であること又は政治的意見を理由として迫害を受けるおそれがあるという十分に理由のある恐怖を有するために国籍国の外にいる者であって,その国籍国の保護を受けることができないか又はそれを望まない者」。この規定は、チョラクさん一家にあてはまっています。

(補足2)

クルド人は歴史的に、イラン、イラク、シリア、トルコをはじめとする様々な国で暮らしてきました。もともと、クルド人の住んでいた地域が、様々な国境によって分断されてしまったからです。各国で、クルド人としての文化や言葉、歴史や誇りに対する、強烈な差別があります。クルドの人々は、いつか自分たちの国をもちたいと念願しています。独立をもとめることで、熾烈な弾圧を受けてきました。トルコに住むクルド人は、クルド語訛りのトルコ語のために、日常的に差別やハラスメントを受けます。兵役に行けば、トルコの兵隊として、同じクルド人に銃口を向けなければならない場面もでてきます。

(補足3)

この署名は、#FREEUSHIKU 発信ですが、メメットさんのご家族から相談を受け、協議しながら一緒に作成しました。#FREEUSHIKU は、茨城県牛久の東日本入国管理センターで2018年4月に起きた収容者の自殺事件をきっかけにツイッター上で始まったハッシュタグです。#FREEUSHIKU 有志は、品川の東京入国管理局でメメット・チョラクさん本人と面会し、今回の署名についても、ご家族をとおして許諾を得ています。