動物環境・福祉協会Eva&アニマルライツセンター

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公益財団法人動物環境・福祉協会Evaと認定NPO法人アニマルライツセンターが共同で、豚の放牧を守るための働きかけを行っています。

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    Petitioning 江藤拓農林水産大臣 , 農林水産省

    放牧制限しないで

    農林水産省が現在「家畜伝染病予防法施行規則の一部を改正する省令」を改正しようとしていますが、この改正により、 豚や牛や鶏を外で太陽の光を浴びさせ、運動させ、健康を保つ最も自然で動物にやさしい飼育である放牧が規制される可能性があります。 農林水産省が決定する「大臣指定地域」に指定された場合、動物を外に出して飼育することが禁止されるのです。 現在、豚熱(豚コレラ)はワクチン接種が行われ収束に向かっているにも関わらず、この豚熱に感染したイノシシが生息している都府県が大臣指定地域になる可能性が高く、この地域の放牧養豚場が閉鎖されてしまう危機にあります。ペットとして飼育される豚や牛も例外ではありません。当然展示施設もです。 そしていつか別のウイルスが入ってきたときには、牛の放牧も含めて、禁止される可能性があるのです。これはようやく日本でも根付いてきたアニマルウェルフェアの芽を奪ってしまうことです。消費者は、動物が自然な状態で自分自身の免疫を高めて、飼育することに価値を感じています。 放牧が危ないという根拠はありません放牧が、豚舎に閉じ込められている舎飼よりもウイルス感染に弱いとする根拠はありません。 すでに放牧養豚場は、二重の柵で囲まれ、野生イノシシとの接触は不可能な状態であり、十分な対策をとっています。 その状態にあっては、放牧であろうと、豚舎に閉じ込めて飼育する舎飼であろうと、ウイルス感染のリスクに変わりはありません。 むしろ、運動をし、太陽の光を浴び、免疫力や体力がより強くなる放牧のほうがウイルスには強いかもしれません。実際、アフリカ豚熱のウイルスは太陽光にさらされると感染力を失いますし、豚熱も紫外線に弱いことが分かっています。 新型コロナウイルスでも、密を避け、人と距離を保ち、免疫力を高めようとしていませんでしたか?同じことです。豚舎の中に閉じ込めることは、密を作ることです。 ■豚熱は舎飼では収束しない豚熱を舎飼にすることで収束させたという例はありません。 ワクチンがなく、より強毒なアフリカ豚熱(アフリカ豚コレラ)も、舎飼で防げたという実績はありません。 昨年アフリカ豚熱が発生した韓国での感染は、舎飼の豚舎が最初に感染しており、その地域の豚をすべて広範囲に殺処分することとで一旦収束しています。 つまり、放牧を制限する理由はないのです。 農林水産省は現在の豚熱のワクチンでは100%抗体ができないというかもしれませんが、しかし実際には本州での感染は止まっています。ワクチンによって止まっているとしか考えようがないのです。 ■工場畜産が強毒なウイルスを作る今世界中を苦しめている新型コロナウイルスのように、アフリカ豚熱もワクチンができるでしょう。しかし、そうやって次々新しいウイルスが出現してパンデミックが起きるということを繰り返す産業のままでいいのでしょうか。 屋内に膨大な数の動物を閉じ込めて飼育する工場畜産は、新しいウイルスの進化を加速させます。 ウイルスは数時間で世代交代しながら変異していきます。 閉じ込められている動物たちは、免疫が低いので、免疫ブロックが効きません。遺伝的に均一になっているため感染を阻むこともありません。屋内で密集した動物たちの中でウイルスは一気に増殖し、感染した動物の数が多ければ多いだけ様々な変異が起こります。 2009年~2010年に15万人~57万人の命を奪った豚インフルエンザはまさに工場畜産によって鍛錬されたウイルスが引き起こした悲劇でした。 ■アニマルウェルフェアの方向に舵を切り直すべきときアニマルウェルフェアに配慮し、動物たちが自然な姿で、運動し、太陽の光を浴び、泥浴びをするという自然な欲求を満たすことができる放牧畜産は、日本ではまだ少ないものの、少しづつ価値が認められてきました。 やることがない狭い空間に閉じ込められていることは、健康的でしょうか。 密飼い(超過密な状態で飼育すること)の防止も規定されていますが、数値的な指標がありません。豚舎内で2mのソーシャルディスタンスをとることは出来ません。全ての豚がちゃんと足を投げ出して横になるスペースもなく、折り重なって、糞尿の上に寝ていることで健康を保つことができるでしょうか。 現在の衛生管理の考え方を改めるべきときです。 太陽の光にあたり、運動をし、免疫をあげることに加え、通常の舎飼と同様に野生動物や人の出入りについての対策を取っている放牧飼育が、太陽の光を浴びずに薄暗いなにもやることのない豚舎の中に閉じ込められた舎飼よりも、衛生管理が劣っているとは考えられません。 放牧の中止を規定することは、究極のアニマルウェルフェアともいえる放牧畜産の広がりを妨げ、制限と消毒に頼った感染症に貧弱な養豚システムだけを残していくことにつながってしまいます。 「放牧場、パドック等における舎外飼養を中止」の規定をなくしてください。 アニマルウェルフェアの広がりをないがしろにし、放牧畜産の広がりを妨げてしまう規定を撤回してください。   ※締め切りを6月18日17時に延期しました。 ※飼養衛生管理基準改正に関するパブリックコメント(ぜひ一言で構いませんのでご意見してください) ※認定NPO法人アニマルライツセンターの解説 ※公益財団法人動物環境・福祉協会Evaの解説

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